6月7日に全世界でアルバムをリリースするロックバンド「ヴェルヴェット・リヴォルヴァー」に世界中のロックファンの視線が集中している。
90年代初めに活動を中断、つい最近までもニューアルバムが出ると噂されてきたロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼス」のメンバー、スラッシュ(ギタリスト)、ダフ・マッケイガン(ベース)、マット・ソーラム(ドラム)がストーン・テンプル・パイロッツのスコット・ウェイランドをフロントマンに、デイヴ・クシュナーをギタリストにそれぞれ迎えて結成したスーパーバンドだからだ。
事前に聴いた5曲からはより攻撃的なサウンドになった印象を受けた。リードトラック の『Slither』はヒット必至の曲だ。現在、米ハリEッドに滞在中のメンバーの中からデイヴ・クシュナーに1日、電話インタビューした。
-ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの音楽は各メンバーが所属していたバンドに比べてかなり攻撃的だが。
「確かにその通りだ。ガンズ・アンド・ローゼスとストーン・テンプル・パイロッツのサウンドを足して割ったと思ってもらえればいいだろう。今後もさらなるヘヴィーなサウンドを追求していく。年は取ってもサウンドが柔になることはない」
-あなたもスラッシュもギターだが、パート分担はどうなるのか?
「われわれは互いにアドバイスし合って各自の良さを最大限引き出しながら演奏する。だから一瞬たりとも同じ部分を演奏しない」
-スラッシュについてもう少し教えてほしい。
「自分は高校の時から彼の熱狂的なファンだった。彼は本当に偉大なギタリストだ。それにとても優しく心温かい人だ」
-あなたは多くのバンドで活動をしてきたが、今回のバンドを評価するとしたら?
「今回のバンドは今までの中でも最高で最も素晴らしいと思う。ダフが誘ってくれてこのバンドに入ることになった」
-スコットがドラッグ問題で裁判中だが。
「問題はない。すべてが計画通りになるだろう」
-ワールドツアーはいつ頃になるか?
「6月頃からスタートさせる。アジアにも行くだろう。
自分たちを歓迎してくれるなら、どこでも演奏をする準備ができている」