日本人巨匠監督の名作が続々と公開へ


 日本を代表する巨匠監督の作品が相次いで公開される。

 今月末までに大島渚監督の『御法度』をはじめ、今村昌平監督の『赤い橋の下のぬるい水』、黒沢清監督の『アカルイミライ』『降霊 KOUREI』、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』の5作品が次々と公開される。

 23日に公開される『御法度』は『愛のコリーダ』『愛の亡霊』などを手がけ、日本のジャン=リュック・ゴダールと呼ばれる巨匠、大島渚監督の1999年の作品。『マックス、モン・アムール』以来、13年ぶりにメガホンを取った大島監督は、制作発表会以降に脳溢血で倒れて車椅子に乗りながら映画を完成させた。

 同じく23日からハイパーテックナダで公開される『赤い橋の下のぬるい水』は、『楢山節考』『うなぎ』でカンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞した今村昌平監督の作品だ。


 ソウル市・鐘路(チョンノ)のコアアートホールでは、23日から黒沢清監督の『アカルイミライ』と『降霊』を交互に上映する。

 黒沢監督は世界の映画界が最も注目する日本人監督の一人。『ニンゲン合格』『大いなる幻影 Barren Illusion』『カリスマ』『回路』『アカルイミライ』などは世界三大映画祭に招かれ、先月にはソウルアートシネマで回顧展が行われた。

 『降霊』は効果音技師の佐藤克彦と特殊な力を持った妻、純子の物語を描いたホラー映画。役所広司と草なぎ剛が共演している。

 『未来少年コナン』『もののけ姫』などで日本アニメを世界レベルに引き上げた巨匠、宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』は30日から上映される。

 この他にもソウルアートシネマは16~25日、映画の師匠と呼ばれる日本を代表する黒澤明監督の作品15本を上映する回顧展を開催する。

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