「囚人服損賠訴訟」女優のファン・スジョンが勝訴

 ソウル高等裁判所・民事2部(李胤承(イ・ユンスン)裁判長)は1日、女優のファン・スジョンが「囚人服を着た姿をインターネットに流布させて名誉を毀損した」と国家と拘置所の警備矯導隊員のチャン某氏を相手取って起こした損害賠償請求訴訟の控訴審で、一審通り「国とチョン氏は共に2500万ウォンを賠償しなければならない」と言い渡した。

 裁判所は判決文で「国は収監者の検索プログラムを運用するにあたり、個人情報が流出しないようアクセス者を取り締まらなければならない」とし、「しかし、正規の刑務官ではない臨時の警備矯導隊員のチョン氏が、他人のIDとパスワードを利用してファン氏が囚人服を着た姿の写真と個人情報をネット上に流布させることを放置、ファン氏に精神的苦痛を与えた」と明らかにした。

 2001年11月に覚せい剤服用の容疑で逮捕されたファン・スジョンは、チョン氏が服役者検索プログラムに登録されている自分の囚人服姿の写真と個人情報をネットで流布させると、チョン氏と国家を相手取って1億ウォンの損害賠償請求の訴訟を起こした。

チェ・キョンウン記者 codel@chosun.com
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