40周年に向かって疾走する趙容弼が今年も本格始動

 止まることを知らない韓国大衆音楽界のトップランナー趙容弼(チョー・ヨンピル)が、5月1、2の両日にオリンピック公園体操競技場で今年初のステージに立つ。

 趙容弼はこの公演に「PIL & FEEL」というタイトルをつけた。今年の公演テーマは「旅行」だ。

 オールスタンディングの場合、1万3000人が収容可能なオリンピック公園体操競技場だが、趙容弼の公演は6500席に限定される。何と言ってもステージが大きいのに加え、無駄な席を一切ン置しないからだ。

 趙容弼はこれから40周年を迎える2008年までの毎年5月と12月にソウルで公演を行い、41周年となる2009年にはミュージカルやクラシック音楽、コンサートを融合させた趙容弼独自の公演ジャンルを披露すると計画している。

 昨年8月にオリンピックメインスタジアムを皮切りに全国ツアーを行った趙容弼の公演に訪れた観客数は15万人に上る。徹底したサウンドチェック、ミュージカルとアニメからインスピレーションを得たという各種の舞台装置と演出、何よりも公演一カ月前から毎日8時間のレッスンをする姿は趙容弼だけに見られるものだ。

 趙容弼は以前に自分の歌唱法について「力まかせにつるはしで地面を掘れば腕だけが痛いが、つるはしの重さを利用して掘れば遥かに簡単」と表現したことがある。

 趙容弼は「今回の公演は明るく楽しいものにしたい。精神的に疲れた人を癒すために全力でステージに臨む」と語った。

 趙容弼は今回の公演で1980年代のポップソングも歌う計画だ。ロッド・スチュワートの『セイリング』、ラヴァー・ボーイの『Working For The Weekend』の他にピンク・フロイドの名曲『Another Brick In The Wall』も披露する。『Another…』では驚きの舞台演出を用意している。問い合わせ1544-1555。

韓賢祐(ハン・ヒョヌ)記者 hwhan@chosun.com
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