100回迎えたKBS『ユン・ドヒョンのラブレター』

 23日午後、ソウル市・汝矣島(ヨイド)のKBSホール。KBS第2テレビ『ユン・ドヒョンのラブレター100回特集』の収録現場だ。『李素羅(イ・ソラ)のプロポーズ』に続いて2002年4月のスタート以来、満2年をかけて築いてきた記録だ。

 ユン・ドヒョンは「今でも上手いわけではないが、初めの頃は軍人放送のようにコチコチの司会だった」と照れ笑いした。金曜日の深夜0時を過ぎてからの放送にも関わらず、『ユン・ドヒョンのラブレター』は実力派ミュージシャンのライブ舞台とウィットに溢れたトークで多くのファンを魅了してきた。

 中でもこの番組を通じてテレビデビューしたキム・ジェドンにとって『ユン・ドヒョンのラブレター』は特別な番組だ。大邱(テグ)から上京後、番組の雰囲気を盛り上げるいわゆる「さくら」としてこの業界を知ったキム・ジェドンは、ネット掲示板の書き込みをネタにしたコーナーでそのトークを認められ、一躍スターの仲間入りを果たした。

 キム・ジェドンは「私が生意気にも人気を集めるようになってからプロダクションと契約をすることになったが、唯一の専属条件がこの番組とは出演料交渉をしないということだった」と話し、「今ではドヒョンさんは私がお酒を飲んで夜中に突然電話をかけられる数少ない一人となった」と語った。

 隣に座っていたユン・ドヒョンが「必ず夜中に電話をかけてきて新婚の私をいじめる」と小言を言った。ユン・ドヒョンは「最初、ジェドンさんは大邱だかどこかでイベントの司会をやっていたと聞いていた。5回目か6回目の時に合流したが、当時はまだ舞台から降りてくると必ず冷や汗をかいていた」と冷やかした。

 公開録画で行われる『ユン・ドヒョンのラブレター』は、最も傍聴券の入手が難しい番組としても有名だ。この日の100回特集は、特に実力派歌手が総出演するということでスタジオは足の踏み場がないほどの大盛況だった。

 解散したプロジェクトバンド「カーニバル」のキム・ドンニュルとイ・ジョクが8年ぶりに共演して『あの時はそうだった』を披露し、ニューヨークから駆けつけたパク・チョンヒョンとキム・ジンピョが『生活の発見』をデュエットした。また、シン・スンフンも6曲を披露して客席を盛り上げた。この日の模様は4月16日の深夜0時から放送される。

魚秀雄(オ・スウン)記者 jan10@chosun.com
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