イ・スヨンのカバーアルバム『Classic』の後続曲『夢に』のミュージックビデオが11日、KBSから放送不可判定を受けた。
問題となった部分はミュージックビデオに登場するチョン・チェウン(子役)が過去の辛い記憶を振り返りながら涙を流すクライマックスで、マスカラが滲んで黒い涙が流れるというシーン。
6歳の子役のチョン・チェウンは25歳のイ・スヨンの魂が憑依(霊がのりうつること)した状態を演じている。
恋人の誕生日に綺麗ネ服を着飾って鏡の前で化粧をしていた時、ふと恋人と別れた事実を悟って涙を流すチョン・チェウンはまだ6歳の少女だが、心は25歳の失恋した女性の痛みをリアルに表現している。
しかし、KBS審議室は「幼い子供が化粧をして涙に化粧が滲むといったシーンが児童を成人化または商品化したと受け止められる」と放送不可判定の理由を明らかにした。
これに対してイ・スヨンの所属事務所「李家エンターテインメント」は「涙を流す場面は、失恋で心を痛めるヒロインの気持ちを最も適切に描いたクライマックス。KBS審議室の主張通りであれば、子役を使ったいかなる作品も制作することはできない。MBCとSBSではまったく問題なく審議を通過したが、なぜKBSだけが問題視するのか理解に苦しむ」と放送不可判定に対して強い不満を示した。
イ・スヨンの『Classic』は発売から2カ月で35万枚のセールスを記録している。