MBCテレビの特別企画ドラマ『大長今』の後半部の撮影舞台となっている全羅(チョルラ)南道・順天(スンチョン)市・楽安邑城(ナガンウプソン)村に「大長今ハウス」が誕生する。
3日に放送された村の火災シーンで長今(チャングム/李英愛(イ・ヨンエ)扮す)が閉じこめられた物置をはじめ、城の西門に隣接する3棟の民家セットがこの場所の観光名所として1年間保存される。
これらのセットはMBCが3000万ウォンを投じて製作したもので、この村の住民たちの要請で原型のまま保存し、この地域の観光名所として位置付けることにした。
『大長今』の制作陣は当初、4棟のセットを建てて撮影の際にすべて燃やす予定だったが、住民たちが「全国民に愛されたドラマ撮影の跡を残してほしい」と強く要望したことから、1棟のみを燃やし、残りは保存することに決めた。制作陣は火災シーンのリアリティーを高めるために5人の特殊効果要員を動員した。
楽安邑城村管理事務所は「村の西側一部の200坪余りが空き地で寂しかったが、『長今ハウス』のおかげで美観が随分と良くなった」とし、「近隣の書堂(寺子屋)、機織場、藁工芸場と調和して美しい伝統村の風景を演出している」とした。
78世帯、261人が暮す楽安邑城村は『大長今』をはじめ、映画『太極旗を翻して』、『YMCA野球団』などが制作された撮影の名所だ。
『スポーツ朝鮮/ソン・チェス記者 manscs@sportschosun.com 』