在米韓国人の双子デュオ「SHYNE」がデビュー


 「名前のように輝いてみせます!」

 パーフェクトな女性デュオが誕生した。

 在米韓国人のイ・ソニ(Sunny)とイ・バニ(Bonnie/以上19)の二人によるデュオ「SHYNE」だ。歌唱力は基本で、他のミュージシャンの追随を許さない高い作曲力、そこにルックスまで備えた三拍子が揃ったデュオだ。

 一卵性双生児の二人のプロフィールには、彼女たちの才能がぎっしりと書かれている。

 ゴスペル作曲家の父の血を受け継ぎ、5歳の時から楽墲竕フを習い始め、それぞれが扱うことができる楽器の種類は10種類以上に上る。

 彼女たちが作り出す音楽世界は、まだ二十歳にも満たない年齢が信じられないほどだ。昨年末に同じ所属事務所(DSPエンターテインメント)の先輩にあたる李孝利(イ・ヒョリ)が、年末の各歌謡大賞で歌った曲のほとんどが彼女たちによって手がけられたものだ。

 そのため李孝利が彼女たちのスタイリストを自ら要望するなど、SHYNEは歌手活動においての力強い味方を得た。

 しかし、SHYNEの音楽スタイルがあまりにもアメリカナイズされているため、今回は大衆性を確保するという意味で1stアルバムには1曲の自作曲のみが収録された。

 英語をはじめ韓国語と日本語まで駆使する能力はボーナス。

 SHYNEのデビューにまつわるエピソードがある。2001年末、二人は弱冠16歳という年齢で大胆不適にも国内の大手企画会社10社を選んでデモテープとプロフィールを送った。多くの新人がデビューまで行き着く前に挫折するという現実の中、わざわざ大手企画会社の代表が彼女たちをスカウトするためにロサンゼルスに向かったというから、容易に想像がつく。

 1stアルバムのタイトルトラック『Too Late』は、最近米国内で最も注目されているR&Bスタイルの曲。SHYNEは元アップタウンのチョン・ヨンジュンが作曲、編曲を手がけたこの曲で、国内アーティストが絶対真似することができない本場の感覚を披露して、聴き手の耳を完全に虜にしている。

 「錐の嚢中に処るが如し」という言葉のように、強烈なオーラを放つSHYNEのアルバムを手にすれば、他は目に入ってこないようだ。

スポーツ朝鮮/シン・ナムス記者 delta@sportschosun.com
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