「韓国人として堂々と活躍したいです」
日本の芸能界で将来有望な二人の美女が韓国進出を宣言した。
2003年のミスコリア在日韓国人代表の由理(20/大妻女子大学コミュニケーション学科)と愛子(20/京都大学英文学科)がその主人公。
二人は日本で生まれ育った在日韓国人3世で、日本で韓国籍を放棄せずに暮すことがどんなに難しいかを自ら体験してきた。
特に2003年にミスコリアとスーパーモデルコンテストに挑んだ由理は、日本の大手芸能プロダクション「STARDUST」の所属で、約3年間にわたって活動の際に日本人に成り済まさなければならない紆余曲折もあった。
「韓国でロケを行った番組で韓国料理を見て不思議そうな表情をしなければならないことがありました」
そんなやるせない気持ちから所属プロダクションに韓国進出を自ら申し出た。二人は口を揃えて言う。「日本で韓国籍を隠して活動する芸能人が多いでのですが、韓国で成功すれば日本でも堂々と韓国人の芸能人として認められるでしょう」
二人のこうした挑戦は日本でも話題になった。昨年末には日本のテレビ朝日の制作陣が由里の韓国生活を密着取材している。
愛子と由里は歌手デビュー後に各自の演技活動をする予定で、「バラ」というデュエットを結成して現在練習に励んでいる。各コンテストを通じてルックスとオーラを認められ、デビュー前にもかかわらず出演のオファーが多数舞い込んでいる。
由里はすでにドラマのサウンドトラックへの参加をオファーされている。
しかし、中途半端にはやりたくないという考えが、二人の足を早朝からレコーディングスタジオへと導いている。
まだ完璧ではない韓国語の歌のレッスンに励み、一日に8時間以上という想像を絶するダンストレーニングもこなしている。ダンスレッスンは効果を上げるために手首や足首に砂袋をぶら下げているという。二人の情熱をこれ以上説明する必要もなさそうだ。
「自信はあるか」という質問に「自信がなかったら来なかった」と力強く答えた。日本文化の開放に対抗できる韓国芸能界の心強いニューフェースの誕生だ。
『スポーツ朝鮮/李チャノ記者 hahohe@sportschosun.com 』