SARS(重症急性呼吸器症候群)も、マイナス15度の厳しい寒さも、Sevenの人気ぶりには敵わなかった。
Sevenが「万里の長城」を制覇して帰国した。
今月8日、中国に向かったSevenは、北京や上海などでショーケースをはじめファンミーティング、テレビのバラエティー番組に出演するなど、多忙なスケジュールを無事にこなして13日、帰国した。
出発前に広東省でSARSに感染した疑いのある患者が再び発生した上、北京が連日零下の寒波に襲われているという状況だったことから、所属プロダクションの「YGエンターテイメント」の関係者らは気を揉んでいたが、北京空港に到着した瞬間、そんな不安はすべて吹っ飛んでしまった。
空港のロビーにはどうやって知ったのか、約50人の中国人女性ファンがプラカードとSevenのファンクラブの象徴である「7」の文字を形取ったペンライトでSevenを歓迎した。
最初は出迎えたファンの数が予想したよりも少ないと思ったが、中国の公安が早朝から集まり始めた数百人に及ぶ中高校生のファンが混乱をもたらす可能性があると判断してすべてを追い出し、一般の女性ファンのみに出迎えを許可したという。
女性ファンらは一目でも見ようと必死に自家用車やタクシーでSevenが乗っているミニバンをホテルまで追い掛けた。
Sevenは到着当日、国内アーティストとしては初めて中国の国会議事堂にあたる人民大会堂で記者会見を行い、現地の期待の高さをうかがわせた。
この日、中国中央電視台(CCTV)をはじめ約150人を超える現地の記者が熱い取材合戦を展開し、Sevenのデビュー過程やYGエンターテインメントの所属アーティストに対する質問が集中的に行われた。
今月1日に北京と湖南省、10日に上海でリリースされたSevenの1stアルバム『Just Listen』はCD3万枚、CT4万枚のセールスを記録して順調なスタートを切った。
違法コピーが日常化しており、昨年アルバムをリリースした海外アーティストの中で最高人気を誇ったカンタでさえも10万枚のセールスだったことを考えれば、非常に高い数値であることが分かる。
Sevenは「現地ファンの熱烈な歓迎がいまだに信じられない」とし、「スケジュールが続いていて非常に疲れていたが、現地ファンの反応を見て自然と力が湧いてきた」と意欲を見せた。
『スポーツ朝鮮/北京(中国)=シン・ナムス記者 delta@sportshchosun.com 』