「ジョンソを殺さないで!」
SBSテレビのドラマ『天国の階段』の視聴者が、チェ・ジウ(ハン・ジョンソ)の救命運動に乗り出した。「目のがん」にかかるチェ・ジウの救命運動には、ファンだけでなく眼科医までが参加し、注目を集めている。
当初のシナリオではジョンソが目のがんにかかることになっている。しかし、ハン・テファ(申鉉濬(シン・ヒョンジュン)扮す)が自分の目をジョンソに提供して死ぬという展開になることがわかると、一時は「ジョンソとソンジュ(クォン・サンウ扮す)の2人が結ばれるハッピーエンド」という希望混じりの観測が飛び交った。
しかし演出の李ジャンスディレクターが「ジョンソが目のがんにかかり、死ぬという当初のシナリオに変更はない」と断言したため、「ジョンソ救命運動」が勢いを増した。
そんな中、『天国の階段』の掲示板に匿名の眼科専門医がジョンソの死に疑問を呈する書き込みをして注目された。
この眼科医は前後の状況から判断して、ジョンソがかかる目のがんは遺伝性の強い網膜芽細胞腫で、母親が目のがんで死亡した場合、家族にも発病する確率が高く、娘も精密検査を受けるのが通常だという。
しかし、裕福な家庭に育ったジョンソが中学生まで眼科の診察を一度も受けなかったというのはストーリー上、無理があるとの主張だ。
また、網膜芽細胞腫の場合、初期の段階では90%、ある程度進行した段階でも60%の確率で治療が可能なため、ジョンソ救命運動に論拠を示した。
しかし、これはあくまでも現実の話。ドラマの特性上、劇的なクライマックスにはジョンソが死ぬのがベスト、というのが制作陣の考えだ。
チェ・ジウは15日放送の第14部でがんを告知される。
『スポーツ朝鮮/金テグン記者 amicus@sportschosun.com 』