期待と不安の中で日本ドラマが放送を開始

 2004年1月の第2週。韓国の放送業界に静かな波紋が広がっている。19U5年の韓日条約以来、39年ぶりに日本のドラマが吹き替えではない字幕放送で韓国のお茶の間に登場したからだ。

 テレビのスイッチさえ入れれば、お茶の間で日本のドラマを映画のように観られる時代がやってきたのだ。

 5日、ケーブルテレビの「OCN」で『First Love』、MBCドラマネットで金喜善(キム・ヒソン)主演のSBSドラマ『窈窕淑女』のオリジナル版『やまとなでしこ』がそれぞれスタートし、22日には『真夏のクリスマス』が放送されるなど、1月だけで6本の日本ドラマがお茶の間に登場する。

 今のところ、ケーブルテレビを中心に放送される予定だ。

 しかし、ケーブルテレビを中心に放送される反面、人気の国内ドラマが通常は週2回放送するのに比べ、今回放送される日本のドラマは週に最低で2回、最高で5回連続で放送されるため、再放送まで含めると視聴者が接する機会も必然的に増えてくる。

 放送時間帯も午前11時や午後10時50分など多様だ。

 さらには織田裕二(『東京ラブストーリー』、『踊る大捜査線』)、深田恭子(『First Love』)、金城武(『ゴールデンボール』)など日本のトップスターをはじめ、『First Love』の主題歌『SAKURAドロップス』を歌った宇多田ヒカルなど、韓国でもお馴染みの名前が並んでいる。

 期待と不安が交差する中、日本のドラマを心待ちにしていた視聴者にとっては、これ以上の嬉しいニュースはないだろう。

『スポーツ朝鮮/金テグン記者 amicus@sportschosun.com 』

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