日本進出に向けて本格始動する李スヨン

 「オリコンチャートの1位を獲得するまでは帰って来ません」

 昨年の大晦冾ノMBC10大歌手歌謡祭の大賞にあたる最高人気賞を受賞した人気歌手の李スヨン(25)が、日本進出に向けて背水の陣を敷いた。

 李スヨンは好調の国内活動を突然中断して日本での活動に専念することを決心した。「韓国と日本を行き来して活動をすることも可能ですが、中途半端にやるよりは完璧にやりたいので国内の活動を一時的に中断することにしました」。

 李スヨンは来月中旬の日本でのシングルリリースに先駆け、12日にスペシャルアルバム『The Classic』をリリースする予定だ。

 殷志源(ウン・ジウォン)がゲスト参加したこのアルバムは、沈守峰(シム・スボン)の『あの時その人』やチョ・グァンウの『沼』など、70~90年代のヒット曲を現代風にアレンジしてリメークした。

 今月2日から「フォノ」や「オイ・ミュージック」などのオンラインCDショップの予約で連続1位を記録しており、発売前の注文だけで15万枚に達するなど、日本進出前の国内最後のアルバムとなるだけにファンの反応も熱い。

 こうしたファンの熱い反応にもかかわらず、李スヨンは今月末まで出演が予定されていたMBCテレビの『ミュージックキャンプ』をはじめ、各種番組へのスケジュールをすべてキャンセルした。

 コンサートも2月7、8の両日にソウル市内の慶煕(キョンヒ)大学平和の殿堂で行うのみで、タイトルも「アデューコンサート」に決定するなど、李スヨンの強い決心が伺える。

 年内に2枚のシングルと1枚のアルバムをリリースする予定の李スヨンは、日本でのアーティスト名を「スヨン」に決めた。李という姓を含んだ場合、日本人には発音が難しいという指摘によるもの。曲も韓国語ではない日本語で歌う。

 2カ月前から在日韓国人女性が自宅(京畿(キョンギ)道・盆唐(ブンダン)市)に住み込みでレッスンを行ったため、李スヨンの日本語レベルは平均以上だ。

 一方、ソニーミュージックの子会社で日本国内でのマネジメントを担当するロボット・エンターテインメントは、李スヨンのために東京都内の高級住宅街に住居を用意するなど、通算220万枚のアルバムセールスで歴代韓国人アーティストの最多アルバムセールス記録を保持するだけのVIP待遇を約束している。

『スポーツ朝鮮/金ホヨン記者 allstar@sportschosun.com 』

<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース