ソウル市が選ぶ「おいしい店」

　おいしい韓国料理を食べて、新しい1年をスタートしてはいかがだろう。

　地球にやさしい素材を使った料理、ユニークで伝統的なヤンニョム(合わせ調味料)や調理法、韓国料理の体系的な伝承や保存努力などを考慮して専門家が審査し、ソウル市が選んだ店を紹薰ｷる。

▲カムロダン=精進料理なので野菜が中心のあっさりとしたメニュー。化学調味料の代わりに生姜、松葉、銀杏、椎茸、山椒などの粉から作った伝統的なヤンニョムを使用。4コース:2万3000～9万8000ウォン。鐘路(チョンロ)区・花(ファ)洞。問い合わせ02-3210-3397。

▲サンネドゥルネ=3コース(2万2000～3万8500ウォン)あり。メイン料理はノビアニ(牛肉を薄く切って味付けをした後に焼いた料理)、高麗人参と鶏肉のグリル、魚の煮付けなど。野菜や総菜はサラダバー風の「サルガン」でおかわり自由。鐘路区・東崇(トンスン)洞1-41。問い合わせ02-766-7374。

▲紫霞門(チャハムン)韓定食=韓定食と硫黄アヒルの粘土焼きが主なメニュー。韓定食ランチ:1万2100ウォン、ディナー:1万4300ウォン。

　餅米と16種類の漢方薬剤を加えて3時間ほど焼く「硫黄アヒル(3人分)粘土焼きはランチが3万9000ウォン、ディナーが4万2000ウォン。鐘路区・新営(シンヨン)洞5-5。問い合わせ02-394-5292。

▲石坡廊(ソクパラン)=興宣大院君の別荘「石坡亭」のサランチェ(外に開かれたサランバン(主人の居間)がある棟)をそのまま移してできた韓定食屋。

　モンニョン定食(ランチ・4万2000ウォン)、ムグンファ定食(14万4000ウォン)など6メニュー。クジョルパン(九折板)、シンソンロ(神仙炉/いずれも宮廷料理)など20種類のコースがある。鐘路区・弘智(ホンジ)洞125。問い合わせ02-395-2500。

▲南浦麺屋(ナムポミョンオク)=平安(ピョンアン)道の名物、オボクジェンバンと冷麺専門店。オボクジェンバンとは牛の胸部の肉と骨に松茸、春菊などを乗せたチョンゴル(寄せ鍋)。

　毎日漬けているトンチミ(大根の水キムチ)も美味い。オボクジェンバン(3人分):4万2000ウォン、冷麺:6000ウォン。中(チュン)区・茶(タ)洞125。問い合わせ02-777-3131。