金テヒは昨年3月にシチュエーション・コメディーでデビューして12月にはドラマで主演を務め、文字通りの「急上昇」ぶりを見せた。
金テヒは地上波テレビのドラマ局長3人のうち2人が「ここ数年間にデビューした新人の中で断トツの大物」と評価した。そのドラマ局長とはどんな人々なのか。若き時代に多くのヒット作を手がけたベテランであると同時に、熾烈な視聴率戦争を勝ち抜いて行く司令官でもある。
そうした彼らに太鼓判を押された女優は将来を保障されたも同然だ。
金テヒの経歴は華やかだ。金テヒはソウル大学1年生の時に芸能プロダクションの関係者に路上でスカウトされ、それから3年間に大手都市銀や化粧品のCMに多数出演し、これを機に今年3月からSBSテレビのシチュエーション・コメディー『レッツゴー』に出演した。
5月にはドラマ『スクリーン』の主演に抜擢され、10月と12月には連続ドラマとドラマ『天国の階段』の主演に立て続けに抜擢された。金テヒは現在、二つのドラマに出演して心優しい普通の女性とこの世のものとは思えない悪女をそれぞれリアルに演じて、善と悪の間を行き来している。
しかし本人は「まだまだです」と言って謙遜する。目標をどこに定めて「まだまだ」と言っているのだろうか?
金テヒは目を輝かせながらこう語った。「回りの人々に『知的な女優になりそうだ』と誉められた時、『知的な女優は演技に入り込めない』という先入観を感じます。そうではない姿をお見せしたいです。ちょっと欲張りでしょうか?」
金テヒは「ニコール・キッドマンが好き」と言う。ニコール・キッドマンは情熱的で、精巧で緻密に演技する知的な女優だ。