1月1日午後10時から、史上最大の“ドラマ戦争”が勃発する。
クォン・サンウ、チェ・ジウが主演し、30%を超える視聴率を記録しているSBSのドラマ『天国の階段』(朴ヘギョン脚本、李ジャンス)に対抗してKBSとMBCが新しいドラマをスタートさせるからだ。
その上、前日は『10大歌手歌謡祭』、『演技大賞』などでドラマが放送されないことから、1日午後10時からは異例とも言える地上波テレビ局3社揃って2回分、2時間の連続放送をする。元旦から早くも火花散る視聴率戦争が勃発する見込みだ。
KBS第2テレビの新しい水木ドラマ『花より美しい』(金チョルギュ演出)は、ノ・ヒギョンがシナリオを手がけており、注目が集まっている。
ノ・ヒギョンは『嘘』、『馬鹿みたいな愛』、『青い霧』などを通じて“信者”と呼ばれるほどの熱狂的なファンを多く抱えている。特にKBSの場合、2003年にこれといったヒットドラマがなかったことから、『花より美しい』にかける期待は大きい。
高斗心(コ・ドゥシム)、朱鉉(チュ・ヒョン)、ペ・ジョンオクなどのベテランとハン・コウン、金ミョンミンといった若手が貧しい家庭の家族風景を演じる。ノ・ヒギョンのドラマは作品性で高い評価を得ているが、今回の作品では視聴率を逃すことができないというのが制作陣の本音だ。
MaCドラマの『天生縁分』はまず、企画とスターの起用で安全枠を確保した。『屋根裏部屋の猫』(同棲)、『雪だるま』(義妹との愛)、『前の家の女』(人妻の浮気)など、ドラマを通じて社会的ブームを巻き起こしたMBCが、2004年にも「年上の女性と年下の男性カップル」をコンセプトに勝負を賭ける。
そのカップルを演じるのは、黄新恵(ファン・シネ)と安在旭(アン・ジェウク)。
互いに愛し合って偏見を乗り越えて結婚をしたが、ある瞬間から二人とも浮気に走ってしまう。互いに違う相手と会っていることを分かっていながらも、何とか維持している一風変わった夫婦関係を演じて現代人の生き方を再解釈する。
1月1日午後10時、果して視聴者はどのドラマを選ぶだろうか。