史上最大の韓国映画回顧展「情熱、大韓民国映画」開催


 史上最大規模の韓国映画回顧展が開催される。

 2004年1月1日から15日まで、ソウル市内のハリウッド劇場で開催される『情熱、大韓民国映画1954-2004(Panorama-50 years of korean cinema)』は、ハン・ヒョンモ監督の1954年作『運命の手』から、今秋公開された李ユンテク監督の『オグ』に至るまでの54本を一挙上映する大規模な韓国映画回顧展だ。

 映像資料院の各種回顧展や国際映画祭以外では1980年代以前の韓国映画を目にする機会が少ない中、今回のイベントは韓国映画の過去の軌跡を一度に辿ることのできる絶好の機会となりそうだ。

 上映作品の中には過去50年間にヒットした最高傑作や代表作がバランスよく配されている。


 ダンスに熱中する教授夫人の行動を通じて急変する世相を描き、一大センセーションを巻き起こしたハン・ヒョンモ監督の『自由夫人』(1956)、忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)青春映画の新時代を開拓したハ・ギルジョン監督の『馬鹿たちの行進』(1975)、80年代最高のヒットメーカー、ペ・チャンホ監督の大衆的感覚が絶頂に達した『深く青き夜』(日本タイトル『ディープ・ブルー・ナイト』、1985)、評壇と興行の両面で多大な成果を収め、忠武路大衆映画の頂点を極めた朴チャヌク監督の『共同警備区域/JSA』(2000)、韓国映画と海外映画を含め、国内の最高興行記録を打ち立てたクァク・ギョンテク監督の『友へ/チング』(2001)などは、過去50年間の韓国映画ファンがどういった作品に興奮したのかをそのまま見せてくれる。

 問い合わせ(02)745-0519~0520。

李東振(イ・ドンジン)記者 djlee@chosun.com
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