MBCドラマ『アルゴン』で女性将校を演じた李ユリ

 「こんなダイエットは初めてでした」

 タレントの李ユリは席につくやいなや不満を漏らした。

 24、25の両日に放送されたMBCテレビのドラマ『アルゴン(Argon)』でエリート将校(中士)を演じた李ユリは、「短かくも濃厚な」軍隊生活を体験したという。

 「機関銃の重さは何キロあると思いますか?3.6キロです。女だからと大目に見てくれませんし。機関銃を担いで山に登ると、“星”が見えましたよ」

 それだけではない。頂上に休憩用のテントがあると聞いて必死で登ると、そこには2人用のテントがひとつあっただけだった。

 「そこには先輩方が寝て、私は布団一枚を敷いて外で寝ましたが、寒くて死ぬかと思いました。衣装係の女性スタッフは翌日、体が凍てついて動かないと泣いていました」

 しかし苦労した分、得たものも多い。

 「実は、これまでうぬぼれていた面がありましたが、今回のドラマを通じて初めて壁にぶつかり、それを克服する過程で多くのことを学びました」

 ゆとりが生まれたせいか、演技にも幅が出た。今では自信を持って自分の演技を語れるようになった。

 今年のクリスマスには何をしたのだろうか。「教会に行った後、家で自分が出たドラマを見ました」と味気ない返事が返ってきた。李ユリはお酒も飲めないし、道も混むからそれで正解だったとひとりごちた。

 「来年は私の干支の申(さる)年です。不思議とすべてがうまくいくような気がします。期待を裏切らない役者になりたいです」という言葉には自信がみなぎっていた。

スポーツ朝鮮/ユ・アジョン記者
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