ソウル地裁・民事50部は17日、「フィルム・ムイ」が「映画『太極旗を翻して』撮影後、『素足の青春』撮影を終えるまで、他の映画に出演してはならない」として俳優のウォン・ビン(26)さんを相手に起こした出演禁止仮処分申請を棄却した。
裁判部は決定文で、「『太極旗を翻して』の撮影終了後、『素足の青春』に優先的に出演するという契約が、ウォン・ビンさんの意思によるものだとは認めにくい。また、記録を見れば、フィルム・ムイは契約締結当時、ウォン・ビンさんの意思も確認していないものと見られる」とした。
また、「当事者間の相互信頼が重要なこのような契約において、信頼関係が壊れた以上、映画出演を強制するのは俳優の人格権など基本権を過度に制限すること」とした。