青龍映画賞で『オールド・ボーイ』が3冠


 今年の青龍(チョンリョン)映画賞の勝者は『オールド・ボーイ』(朴賛郁(パク・チャヌク)監督)だった。

 11日、ソウル市・奨忠(チャンチュン)洞の国立劇場大劇場で行われた第24回青龍映画賞(金東昊(キム・ドンホ)審査委員長)授賞式で、『オールド・ボーイ』は主演男優賞、監督賞など3部門に輝いた。

 『殺人の追憶』と『オールド・ボーイ』の一騎打ちが予想された作品賞は金基徳(キム・ギドク)監督の『春夏秋冬…そして春』(制作:LJフィルム)が受賞し、波瀾を演出した。

 『オールド・ボーイ』での狂気の混じった演技で主演男優賞を受賞した崔岷植(チェ・ミンシク)は「朴賛郁監督の映画世界で思う存分に自由になれた。パートナーの劉智泰(ユ・ジテ)氏に感謝したい」と話した。

 予想を裏切って主演女優賞を受賞した『シングルス』のチャン・ジニョンは「思いがけず賞をもらい驚いた。『シングルス』で一緒に仕事した方たちに感謝し、今後もいい仕事をしたい」と話した。

 例年になく熾烈だった監督賞は復讐劇『オールド・ボーイ』の朴賛郁監督が受賞した。朴監督は「残酷な映画を愛してくれたことに感謝したい。食事も満足に取れず、睡眠不足で働く忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)のすべての助手のみなさんに惜しまぬ愛を注ぐ」ニ述べた。

 作品賞を受賞したLJフィルムの李スンジェ代表は「励ましの意味で与えられた賞だろう。金基徳監督にはこれからもいい作品を期待したい」と話した。

 最高興行賞には全国で530万人を動員した『殺人の追憶』(制作;チャ・スンジェ)が輝いた。

 助演男優・女優賞はそれぞれペク・ユンシク(『地球を守れ!』)とカン・ヘジョン(『オールド・ボーイ』)が受賞した。

 今年の青龍映画賞は2002年11月25日から2003年11月23日の間に公開された64作品のうち、候補に挙がった21作品を対象に、14部門で審査が行われた。

▲その他の部門の受賞者新人男優賞ペ・ヨンジュン(『スキャンダル/朝鮮男女相悦之詞』)新人女優賞イム・スジョン(『薔花、紅蓮』)新人監督賞チャン・ジュンファン監督(『地球を守れ!』)脚本賞朴チャンオク(『嫉妬は我が力』)撮影賞金ヒョング(『殺人の追憶』)男性人気スター賞ペ・ヨンジュン(『スキャンダル/朝鮮男女相悦之詞』)、車太鉉(チャ・テヒョン、『初恋死守決起大会』)女性人気スター賞チャン・ジニョン(『シングルス』)、ソン・イェジン(『クラシック』)技術賞オ・サンマン美術監督(『春夏秋冬…そして春』) djlee@chosun.com

李東振(イ・ドンジン)記者 coeur@chosun.com , 朴敦圭(パク・ドンギュ)記者 coeur@chosun.com
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