中国の世界的巨匠、チFン・カイコー監督が来年制作する次回作の主演に、最高の韓流スターである張東健を指名した。
張東健に会うために訪韓したチェン・カイコー監督は9日午後、ソウル市・三成(サムソン)洞のシネマコンプレックス「メガボックス」で張東健と会い、食事の席で「来年1月頃に完成予定の新作映画のシナリオを誰よりも先に送る」と強いキャスティングの意思を示した。
チェン・カイコー監督の次回作は、アジアをはじめとした全世界での配給を狙った野心作で、相手役のヒロインにはマギー・チャンのキャスティングが有力視されている。
映画『オールド・ボーイ』を共に観覧したチェン・カイコー監督と張東健は、近くのインターコンチネンタルホテルの韓国料理店に場所を移して食事をした後、深夜まで酒席を共にして映画などの話題を中心に談笑を交わした。
『オールド・ボーイ』の制作会社「ショー・イースト」の金東柱(キム・ドンジュ)代表などが同席したこの場は、普段から互いに好感を持っていた二人の今後の共同作業に対して関心が寄せられた。
チェン・カイコー監督は張東健が熱演した『友へ/チング』を観た後に熱烈なファンになり、予てから会うことを望んできた。
張東健も同様に「俳優としてデビューするずっと以前から、チェン監督の代表作『さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき)』を観て、いつかは必ず一度会ってみたかった」と喜びを表現した。
この日に訪韓したチェン・カイコー監督は、金喜善(キム・ヒソン)の所属事務所「トゥソン企画」のカン・ミン代表に「張東健は監督の立場からして非常に魅力的な俳優」と語り、張東健と会うことを自ら希望して今回の席が実現した。
チェン・カイコー監督は普段からウォン・ビンや金喜善などに自分の作品へのキャスティングをオファーするなど、韓流スターに対して強い関心を示してきた。
一方、『オールド・ボーイ』を3回も観たという張東健の熱烈な推薦で同映画を観覧したチェン・カイコー監督は「強烈なインパクトの良く作られた映画」と話し、『オールド・ボーイ』を高く評価した。
『スポーツ朝鮮/チョン・ヒョンソク記者 hschung@sportschosun.com 』