カンヌ、ベルリン映画祭が『オールド・ボーイ』に強い関心

 話題の映画『オールド・ボーイ』(朴賛郁(パク・チャヌク)監督)が、カンヌ国際映画祭へのチケットを手にした中、カンヌとベルリンとの間で揺れている。

 今年11月に日本の映画会社と220万ドルの販売契約を結んだ『オールド・ボーイ』は最近、来年5月に開催される第57回カンヌ国際映画祭の監督週間への招待を受けた。

 制作会社「ショー・イースト」の関係者は、「カンヌではコンペ部門への招待をめぐって『オールド・ボーイ』に多大な関心を寄せている」とし、「しかし、カンヌに先立って開催されるベルリン国際映画祭のコンペ部門に『オールド・ボーイ』が選出された場合には監督週間に招待するという立場を伝えてきた」と明らかにした。

 これは他の映画祭に招かれた作品に対しては冷遇してきたカンヌの“プライド”を後回しにした選択であり、カンヌが『オールド・ボーイ』に寄せる関心の高さを端的に示している。

 一方、来年2月に開幕する第54回ベルリン国際映画祭も『オールド・ボーイ』に対して関心を示している。2001年に『共同警備区域/JSA』でコンペ部門に進出した朴賛郁監督の作品であり、有利な立場にある『オールド・ボーイ』に対して映画祭側は、コンペ部門への招待作として検討を進めている。

 関係者は「ベルリンとカンヌの間で綱引きが行われている」としながら、「カンヌ映画祭監督週間へのチケットは手にした状態であり、両映画祭からラブコールを受けるという贅沢な悩みに陥っているのは確か」と語った。

『スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者 nowater@sportschosun.com 』

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