趙容弼と安聖基の超豪華コラボレーションが実現

 歌謡界と映画界を代表する“国民的スター”が、映画『実尾島』(監督:康祐碩(カン・ウソク)、制作:プレナス、(株)シネマサービス、韓脈(ハンメク)映画)で団結した。

 国民的歌手の趙容弼(チョー・ヨンピル/53)と国民的俳優の安聖基(アン・ソンギ/51)が最近、『実尾島』のミュージックビデオでそれぞれ歌と演技で共演した。

 今回、二人のスーパースターのコラボレーションが実現したのは、趙容弼の18枚目のアルバム『オーバー・ザ・レインボー』のタイトルトラック『太陽の目』のミュージックビデオに、安聖基主演の映画『実尾島』を使用することを決定したため。

 今年9月初めに趙容弼のデビュー35周年記念として制作された今回のアルバムは、97年にリリースされた17枚目のアルバム『友人の朝』以来、5年ぶりに発表された作品。

 激しい雨の後に浮かぶ鮮やかな虹をイメージした今回のアルバムは、趙容弼が妻を失った後の悲しみに溢れた心境を歌っており、より話題を集めた。

 趙容弼が作曲した『太陽の目』は、昨年に行われた芸術の殿堂公演のオープニングに使用された曲で“歌謡オペラ”と呼ばれている名曲。

 悲壮感が漂いながらも格調高い雰囲気が31人の実尾島・北派工作員(1951年以降から94年まで、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)地域への侵入工作のために養成された工作員)の悲劇的な実話を映画化した『実尾島』のミュージックビデオと調和しており、早くから期待が寄せられている。

 過去に『太陽の目』は一度もミュージックビデオ化されていないが、今年下半期最大の話題作であり、映画界で君臨する康祐碩監督の作品であることから趙容弼側は制作を快諾した。

 また、趙容弼と安聖基がソウル市キョンドン中学校の先輩、後輩の間柄にあり、古くからの親しい仲であることから今回の夢のコラボレーションが実現した。

 安聖基、薜景求(ソル・ギョング)、ホ・ジュノ、チョン・ジェヨン主演の『実尾島』は、24日の公開を予定している。

『スポーツ朝鮮/チョン・ヒョンソク記者 hschung@sportschosun.com 』

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