シコシコのうどんが食べたい時はここ!

 うどんのおいしい店は麺のこしが違う。汁の味もそうだ。どの店でも昆布、かつおぶし、煮干しからだしを取っているが、おいしいうどん屋の汁には真似ができない何かがある。寒い日に食べるのには最高のうどん屋を紹介する。

▲マツヤ

 ソウル・忠武路(チュンムロ)の極東ビル周辺の飲食店の中ではダントツで会社員に人気の店。ここのうどんは韓国人の口に合わせて工夫されている。ユッケジャンうどんやキムチうどんが人気メニュー。

 牛の骨や内臓でだしをとったスープに牛肉、ワラビ、もやし、ネギなどを入れてトウガラシ粉、トウガラシ油、生姜、醤油で味付けしたユッケジャンうどんは、ピリ辛のスープにしゃきしゃきのもやし、たっぷり入ったワラビとユッケジャンの味が絶妙にかみ合う。

 キムチ、ベーコン、もやし、エノキ茸、ネギ、豆腐などが入ったキムチうどんも一度は試したい。ご飯もサービスで付く。

 問い合わせ(02)2276-0555/ユッケジャンうどん 7500ウォン、キムチうど關H 7500ウォン、天ぷらうどん定食 9000ウォン。


▲鳥金

 ソウル・仁寺(インサ)洞入り口付近の店。日本風釜飯とうどんが有名だ。うどんは一種類だけ。熱い鉄釜に入って出てくるうどんは具も豊富。

 汁を吸ったエビ天、かまぼこ、油揚げを食べると、体の芯から暖まる。つるつると喉を通る柔らかい麺は、薄味の汁と相性抜群だ。

 問い合わせ(02)725-8400/鳥金うどん 9800ウォン/仁寺洞入り口には「鳥金」の看板が2つ並んでいるが、正門方向に見て左手の店でのみうどんを扱っている。

▲三谷屋

 ソウル・東部二村(トンブイチョン)洞で日本人の三谷氏が運営している。新龍山(シンヨンサン)小学校向かいのサムイク商店街の地下にあり、カウンターとテーブルがわずかの小さな店。口コミで有名になった。

 ほうれん草とわかめ、みじん切りにしたネギを入れただけのシンプルなうどんだが、汁を一口飲めば、古びた店内に入った時の失望感は消えてしまう。かつおぶしと昆布の味が織りなすうどん本来の味を味わえる。丼物もおいしい。

 夜の時間帯には主人の三谷氏と話をしながら酒とさまざまな日本風おつまみが楽しめる。

 問い合わせ(02)797-4060/三谷うどん 5000ウォン、キツネうどん 6000ウォン、天ぷらうどん 9500ウォン。

▲アリス

 タワーホテル内にある韓国料理店だが、日本風うどんが有名になった。もともと別の場所で運営していた日本料理店のメニューだったが、店が閉店となり、客の要望でここで出すことになった。

 アツアツのまま出てくる大きな石釜に牛肉、こんにゃく、エビ、椎茸、油揚げ、かまぼこ、春菊などがたっぷりと入っている。松茸うどんはさらに贅をつくした豪華メニューだ。汁を飲み干した後も余韻が残る松茸の香りはたまらない。ホテルの飲食店のため、サービス料と税金がかかる。

 問い合わせ(02)2236-3355/松茸うどん 2万2000ウォン、タワーうどん 1万5000ウォン、キムチうどん 1万4000ウォン。

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