人気グループ「神話」が日本でのコンサートを推進した現地関係者らの突然の変化に怒りを露にしている。神話側は日本のエイベックスをはじめ、日本の公演関係者らを相手に国際訴訟を起こす構えだ。
神話の所属プロダクション「グッドエンターテインメント」と今回のコンサートを主催する「オープンワールドミュージック」は、2カ月前からBoAが日本で所属するエイベックの系列会社「プライムディレクション」と日本でのコンサート開催について交渉を重ねてきた。
グッドエンターテインメントとオープンワールドミュージックは9月初めに韓国で行った打ち合わせや数回の電子メール、ファックスでの連絡を通じ、来年2月24日から3日間、東京で公演を行うことで合意に至ったが、先月30日に日本を訪問した際にプライムディレクション側が、急遽別の条件を提示、コンサートの開催が不透明になったと主張した。
オープンワールド関係者は「音響、照明などの見積やエージェントコミッションに至る協議を電子メールで行い、最低でも7000人は集客できると公演開催に積極的だったプライムディレクション側が『日本国内でのプロモーターをするかどうかもまだ決まってないのに、なぜ日本に来たのか』と態度を急変した」とし、「プライムディレクション側は『エイベックスと神話の日本でのライセンスアルバム契約をして初めてプロモーター業務ができる』と新たな条件を提示した」と明らかにした。
これについてプライムディレクション側は「プロモーターを担当すると確約したわけではなく、通訳上の過程で誤解があったようだ」と釈明した。
今回の件でオープンワールド側は「神話の日本での版権を取得するための日本側の策略」と判断、一連の事態に対する被害の補償のため、プライムディレクションと通訳を担当した「モン・エンターテインメント」を相手に国際訴訟を起こすことを検討している。
グッドエンターテインメント側も「エイベックスが事前の協議なしに神話のニューヨーク公演の模様を収録した動画を使用した」と主張し、法的手段に訴える構えを見せている。