『鉄腕アトム』が帰って来る!

 「空をこえて~ラララ星のかなた~」

 1960~70年代に子供たちの心に夢ニ希望を刻み込んだ“アトム”が地球に帰還した。19日から毎週水、木曜日の午後5時からSBSテレビで放送される全50回シリーズの『鉄腕アトム』だ。

 コンピューターが制御するデジタル時代にアニメの歴史も変わったが、2003年版の『鉄腕アトム』は動く連続場面を手で直接描き出すセルアニメの魅力も同時に楽しむことができる。

 『鉄腕アトム』は日本漫画の神と呼ばれる手塚治虫が、1952年に漫画雑誌『少年』で連載を始めて誕生した。その後、日本初のテレビアニメとして1963年に放送され、韓国をはじめ米国や欧州でも人気を集めた。

 今回の2003年版『鉄腕アトム』は、1952年の原作がアトムの誕生を2003年4月7日として描いている点に着目して企画された。

 ソニーピクチャーズエンターテインメントが制作した今回の50回分は、企画段階から米国と日本が共同参加し、低年齢の視聴者層を考慮してアトムはロボットと対決するのみで人間とは争わず、飲酒や喫煙場面の一切を排除するなどの原則を徹底させている。

 また、韓国国内向けの放送では、14歳の歌手「Som2」が主題歌の『True Blue』を歌うことが決まっている。

 アトムの最大の魅力は“心を持ったロボット”であったこと。今の子供たちの両親の世代を魅了した10万馬力の可愛らしいロボットが、果して世代を超えて2003年の子供たちの心を捉えるかに関心が集まっている。

魚秀雄(オ・スウン)記者
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