【宝城観光】緑茶の香りに心を癒し、海水湯で疲労回復



 宝城(ポソン)は“義郷、芸郷、茶郷”の三宝郷として知られている。

 特に「大韓(デハン)茶園」は韓国を代表する茶畑兼観光名所。宝城から栗浦(ユルポ)へ向かう道路(国道18号線)に沿って8キロほど行くと、右側の山を覆うように“緑のカーペット”が広がっている。

 ドラマ『ヨルムヒャンギ(夏の香り)』にも紹介され、観光スポットとして有名な場所だ。

 「ソリ(音、歌、声の総称)の本場(芸郷)」に相応しく、大韓茶園を過ぎて栗浦方面に行く途中(会泉(フェチョン)面・ドガン村)には、今日の宝城ソリの名唱らを育成したチョン・ウンミン(1896~1964)氏の生家(宝城ソリ名家)が復元され一般公開されている。

 宝城ソリ名家からさらに栗浦方面に行くと、茶の主産地としての特性を生かした海水緑茶湯(栗浦海水浴場)に辿り着く。

 地下120メートルから引上げた海水に緑茶を溶かし、健康風呂に仕立てたものだ。ここ数年間人気が急上昇している。

 また、住岩(ジュアム)湖周辺の文徳(ムンドク)面・竹山(ジュクサン)里には、国内で唯一のチベット博物館を有する大原(デウォン)寺がある。

 寺の入口には宝城出身の洋画家 曹圭逸(チョ・ギュイル)画伯の作品を展示した百民(ペクミン)美術館がある。住岩湖周辺(文徳面・龍岩(ヨンアム)里)には徐載弼(ソ・ジェピル/抗日独立運動家)記念館も造成されている。

アクセス:ソウル~宝城まで1日2回列車運行中(5時間30分所要)問い合わせ:宝城郡文化観光課(061)850-5225~6、宝城郡文化院(061)850-5778、海水緑茶湯(061)853-4566、宝城バスターミナル(061)857-3877

権景顔(クォン・キョンアン)記者
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