【カムジャタンの店④】肉汁がたっぷり染み込んだジャガイモ



▲カナアン・へジャンタン

 薬水(ヤクス)洞の交差路に位置する「カナアン・へジャンタン(解腸湯/胃腸を解きほぐすという意)」((02)2234-5200)は、有名なカムジャタン(豚の背骨とジャガイモの鍋)の店が常にそうであるように、長い歴史を誇っている。

 メニューもカムジャタンの他にへジャンタンがあるだけ、それこそカムジャタン一筋の店と言える。

 同店のカムジャタンは、骨に付いた肉をお箸で触っただけで取れるくらい長時間煮込んでいる。豚の骨から取れるスープが意外にもさっぱりした味わいだ。ジャガイモもスープの味がほどよく染み込んでいて美味しい。

 豚の骨やジャガイモ、そしてセリ、春菊、エゴマの葉などの野菜が鍋の中でぐつぐつ煮込まれるのを見ているだけでも食欲がそそられる。

 カムジャタンは肉付き骨を直接指で取って食べるのが通の食べ方。

 さらに、食べ終わった後のスープを活用したチャーハンも忘れてはならない。残りのスープにご飯、斜めに切ったネギや酸っぱいキムチ、粉状の海苔を入れて混ぜるチャーハンは、同店最高の推薦メニュー。このチャーハンを食べるためにカムジャタンを注文する客もいる。

メニュー:カムジャタン(2万ウォン~2万5000ウォン)、雑炊用ご飯(2000ウォン)

朝鮮日報・週末マガジン=李ウンスク/クック&ネット編集長

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