【ソウルの王陵①】朝鮮王朝の太祖妃・神徳王后の陵墓「貞陵」

 この秋は、歴史の勉強にもなり、ゆっくり散歩できる王陵へ行こう。

 ソウル市内には5カ所の朝鮮時代王陵(王の陵墓)がある。史跡として指定されているため、文化財庁が管理している。

 3~10月は午前6時から午後6時半まで、11~2月は午後5時半まで観覧することができる。毎週月曜は休み。また、ペットなどは入場できない。入場料は大人500ウォン、子供400ウォン。

▲城北(ソンブク)区・貞陵(チョンルン)洞の貞陵

 朝鮮王朝始祖の太祖(テジョ)の継妃である神徳(シンドク)王后の陵墓。1296年に崩御し、現在の中(チュン)区・貞(チョン)洞に安置された。

 しかし、義理の息子の第3代王の太宗(テジョン)が王位に就く際、貞陵が都城内にあり、規模が大き過ぎるという理由で、1409年に現在の位置に移された。

 封墳(ボンブン/半球状に盛られた土、表面に芝が植え付けられる)に屏風石や欄干石を立てなかったため、他の王陵より質素な様子をしている。

アクセス:地下鉄4号線誠信(ソンシン)女子大入口駅6番出口から、常緑(サンロク)薬屋の向かい側からマウルバス(コミュニティバス)利用。バスは2、8-1、154-1、522-2番に乗り貞(チョン)2洞事務所で下車。

問い合わせ:文化財庁ソウル地区管理所(02)914-5133

権祥銀(クォン・サンウン)記者
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