司会者のキャスティングに『大長今』視聴者が猛反発

 「なぜ女優ではない司会者をキャスティングするのか?」

 MBCテレビのドラマ『大長今』に出演する文定(ムンジョン)王后役の配役に対して視聴者の抗議が殺到している。

 視聴者らは『大長今』の制作陣が文定王后役に司会者として活動中の朴ジョンスクをキャスティングすると発表すると、「なぜ朴ジョンスクをキャスティングするのか」といった抗議の意見が連日、MBCのホームページ内にある掲示板に殺到している。

 企画案通りであれば『大長今』での文定王后は、長今(李英愛(イ・ヨンエ)扮す)の後援者を務める重要な役。視聴者らが抗議しているのは、昨年ヒットしたSBSテレビのドラマ『女人天下』で文定王后を演じて人気を集めた銭忍和(チョン・インファ)の記憶がまだ鮮烈なためだ。

 視聴者らは文定王后という比重ある役に演技経験がまったくない司会者を起用するのはあり得ないと強く反発しており、銭忍和やチャン・ソヒが相応しいなどと連日、掲示板を賑わせている。

 MBCホームページの『大長今』の掲示板には、『女人天下』と比較しながら『大長今』の制作陣を刺激するような雰囲気に満ち溢れている。

 2001年から昨年まで、SBSテレビで『女人天下』を放送した際に、MBCテレビでは『大長今』の李丙勲(イ・ビョンフン)プロデューサーが『商道』を演出し、視聴率競争で惨敗した過去があるためだ。

 一方、一部の視聴者らは「歴史上の文定王后は、尹元衡(ユン・ウォンヒョン)や鄭蘭貞(チョン・ナンジョン)の独裁を庇護するなど、否定的な役割をした人物だが、『女人天下』では肯定的に描かれており、今回も主人公を擁護する役なのか?歴史に記録されている通りに悪女として描いてほしい」と制作陣の歴史観を批判した。

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者
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