淡白な味わいの台湾料理をソウルで「珍宝」

 ソウル・西大門(ソデムン)区・延禧(ヨンヒ)洞と延南(ヨンナム)洞には、華僑の人々が運営している正統中華料理店が多い。2年前にオープンした「珍宝(ジンボ)」は、その中でも本格的な中華料理店として名を知られている。

 まず人気メニューの「烏龍海参(5万5000ウォン)」を注文した。肉とエビを刻んでナマコの中に入れ、ソースをかけて蒸した料理だが、油と澱粉のソースはベテランのコックでないと作れないとか。

 外交官や政治家もよく訪れるという当店のク・ウォンジョン支配人は、「オイスターソースや調味料など、中国から直接輸入した材料を使っているのが本格的な味の秘訣」と話した。

 「珍宝」の推薦メニューには、「全家福(5万ウォン)」を挙げられる。ナマコ、アワビ、マツタケ、イカなどの海の幸に8種の野菜を一緒に炒めた料理で、淡白な味わいが人気を呼んでいる。

 「台湾風牛肉湯麺(6000ウォン)」は、「珍宝」が誇る台湾料理のひとつ。台湾人が日常的に食べる料理で、芳ばしいスープの味が一品だ。

 支配人は「牛肉の塊を丸ごと入れて、ニンニクと玉ねぎと一緒に1日2時間ずつ3日間煮詰めてから炒めます。この牛肉スープに普通の麺を入れて食べるのですが、スタミナ食としても有名です」と自慢していた。

住所:ソウル・西大門区・延禧1洞189-10号営業時間:午前11時30分~午後9時30分問い合わせ:(02)338-2897~8

週間朝鮮/ソ・イルホ記者
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