飛行機内で映画祭を楽しむ「第1回アシアナ国際短編映画祭」が11月20日からスタートする。
国内で開催される国際映画祭は多いが、アシアナ国際短編映画祭は機内と映画館で同時開催され、本格的な短編映画祭であるという理由で、多くの関心を集めている。
アシアナ国際短編映画祭は機内での上映と一般の映画館での上映に分けて行われる。
11月20日から12月3日まで、国内外のコンペ部門の出品作品30本をアシアナ航空の国際線を中心に機内上映する。上映後、乗客の投票を通じて人気賞(アシアナ賞)を選ぶ。
12月13日から16日までは、ソウルアートソンジェセンターで一般映画祭と同形式で開催される。閉幕日の16日には安聖基(アン・ソンギ)審査委員長をはじめとする審査委員団が、2000万ウォンの賞金と海外往復航空ペアチケットが授与される大賞をはじめ、受賞結果を発表する。
大賞、審査委員特別賞、国内新人監督賞など、映画祭が授与する4本の本賞受賞作品の他、スポンサーが授与する8本の受賞作品は、来年1月からアシアナ航空の国際線機内で半年間にわたって上映される。
今回の映画祭は何よりも公開の機会の少ない短編映画の新しい上映空間を確保したという点で注目されている。
アシアナ航空の国際線のフライトが半年間に1万4000回以上になることを計算すると、国内の優秀な短編映画が国際的に広く知られる場が生まれたことになる。
アートソンジェセンターで行われるイベントの場合、コンペ部門作品の上映以外にも、3種類の特別展が同時開催される。
エレベーターを素材にしたニューヨークの短編映画のみを一堂に集めた「ニューヨーク短編映画運動-エレベーター・モッズ・ムーブメント」では、『エレベーター幽霊』、『動く家』など、13本の作品が上映される。
「アウレル・クリムト作品展」ではチェコの人気アニメ作家、アウレル・クリムトの長編、短編7作品が紹介される。
「世界の巨匠たちの初恋展」では、ローマン・ポランスキーの『タンスと二人の男』(1958)、ジャン=ピエール・ジュネの『脱出』(1978)、エリック・ロメールの『獅子座』(1959)など、著名監督の初期短編作品を集めて上映する。
映画祭事務局は10月31日まで、コンペ部門の出品作品を募集している。40分以内の作品をVHSまたはCD-ROMで応募する。問い合わせはホームページ(www.aisff.org)または電話(02)720-1381~2まで。