ヒットドラマの最多出演者は崔真実

 視聴率調査会社の「ニールセン・メディアリサーチ」が92年から今年10月までの最近12年間に放送された韓国ドラマの中から、高視聴率を記録した50本のドラマを集計し、これらのヒットドラマに最も多く出演した俳優、女優を集計して22日、発表した。

 この期間中に最高聴視率を記録した5本のドラマのうち4本がMBCのドラマだった。

 92年に放送された金秀賢(キム・スヒョン)脚本の『愛とはなんぞや』(59.5%)が断トツのトップで、以下『息子と娘』(49.1%/朴ジンスク脚本)、『許浚』(48.9%/崔完圭(チェ・ワンギュ)脚本)と続いた。

 4位はKBSの『風は吹いても』(48.7%/ムン・ヨンナム脚本)、5位はMBCの『あなた、そして私』(48.3%/金ジョンス)だった。

 1~50位以内に入ったヒットドラマに最も多く主演した女優は『嫉妬』、『星は私の胸に』(日本タイトル『星に願いを』)、『暴風の季節』など6本に出演した崔真実(チェ・ジンシル/35)だった。



 『黎明の瞳』など4本に出演したチェ・シラ(35)と『シンデレラ』など4本に出演した李丞涓(イ・スンヨン/35)が並んで後に続いた。

 『愛とはなんぞや』など3本に出演したハ・ヒラ(34)、『青春の罠』など3本に出演した沈銀河(シム・ウナ/31)、『トマト』など3本に出演した金喜善(キム・ヒソン/26)が共に3位だった。

 俳優ではチェ・スジョン(41)が1位だった。チェ・スジョンは『息子と娘』『太祖王健』など5本に主演した。

 『砂時計』など4本に出演した朴サンウォン(44)が2位で、3位はそれぞれ3本に出演した『息子の女』の車仁杓(チャ・インピョ/36)、『最後の勝負』の孫志昌(ソン・ジチャン/33)、『薔薇と豆もやし』のソン・チャンミン(38)、『若者の陽地』の李ジョンウォン(34)、『暴風の季節』の鄭普碩(チョン・ボソク/41)の5人が並んだ。

 今回の調査で視聴率1位から20位以内だったヒットドラマのうち、2000年以降の作品はMBCの『真実』(12位)とKBSの『太祖王健』(16位)の二本に過ぎなかった。今年初めにヒットしたSBSの『オールイン』は、21位にとどまった。

 ニールセン・メディアリサーチは「多チャンネル時代が到来し、地上波テレビの視聴率が全般的に下落しており、ドラマ視聴率も多少低くなっている」とした。

 視聴率30%前後の似たり寄ったりドラマは多いが、全国民を感動させるだけの話題作が登場しないのも一因とされる。崔真実、李丞涓、チェ・シラ、ハ・ヒラなど、90年代後半まで全盛期を謳歌した30代中盤の女優たちが高い順位を占めたのもそのためだ。

金スヘ記者
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