「OCN」が最悪の映画を選定

 ネット投票で最近10年間に国内に紹介された映画の中から“最悪の映画”を選定、不名誉な1位に輝いた作品を紹介する異色の特集番組が放送される。

 ケーブル衛星テレビの映画専門チャンネル「OCN」は、今月1日から19日まで、ホームページ(www.onocn.com)を通じて「最悪のカップル賞」、「最悪の悪役賞」、「最悪の続編賞」、「最悪の扮装賞」、「最悪のパロディ賞」の5部門に対するオンライン投票を行った。

 1930人が参加したこの調査で男女主演者のミスキャスティングを選ぶ「最悪のカップル賞」には、映画『リベラ・メ』で共演した崔民秀(チェ・ミンス)と金ギュリが1位(784票/40.7%)に選ばれた。

 『アウトライブ/飛天舞』で共演した申鉉濬(シン・ヒョンジュン)と金喜善(キム・ヒソン)は2位(582票/30.2%)で、『頭師父一体』で共演した鄭俊浩(チョン・ジュノ)とオ・スンウンは3位(184票/9.6%)に選ばれた。


 悪役の演技がぎこちなかった俳優を選ぶ「最悪の悪役賞」には、ハリウッド映画『ザ・ウォッチャー』に連続殺人犯役で出演したキアヌ・リーヴス(24.4%)、『フィフス・エレメント』に武器商人役で出演したゲイリー・オールドマン(21.7%)、『ダンジョン&ドラゴン』に邪悪な魔法師役で出演したジェレミー・アイアンズ(19.5%)がそれぞれ僅差で1~3位に選ばれた。

 『情け容赦なし』で朴重勲(パク・チュンフン)と共演し、雨の中の格闘シーンを演じた国民的俳優の安聖基(アン・ソンギ)も4位(12.3%)に選ばれた。ファンにとっては心外な結果だろう。

 「最悪の続編賞」には『スピード2』(43.1%)が、「最悪のパロディ賞」は『SHRIEK(シュリーク) 最低絶叫計画 !?』(24.5%)が選ばれた。「最悪の扮装賞」には久しぶりに現場復帰したペ・チャンホ監督が安聖基、李美妍(イ・ミヨン)、鄭俊浩を起用した映画『黒水仙』(23.3%)が選ばれた。三人の老人に扮した役がまったく似合わなかったという評価だ。

 OCNは受賞作品に対する授賞式を別途で行い、出演者や監督の怒りを扇ぎたてる一方、来月7日から毎週金曜日午前10時から、部門別の1位受賞作品を1本ずつ放送する。

金スヘ記者
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