ウォン・ビン「出演契約のことは知らなかった」

 「私は映画出演の約束などしていない」

 ウォン・ビンが映画『素足の青春』の出演契約違反をめぐる訴訟に対し、自分には何の責任もないことを訴えた。

 ウォン・ビンは『素足の青春』の制作会社「フィルム・ムイ」から出演契約違反を理由に、13億5000万ウォンの賠償を請求されたことに対し、「出演契約は私が全く知らない間に前所属事務所のJMラインとフィルム・ムイの間で交わされたもので、これに対する責任もJMラインが全て負うことになっていた」と明らかにした。

 ウォン・ビンはまた、「JMラインとはすでに専属契約を解消した状態」とし、先月25日に作成した契約解消合意書も公開した。

 この契約解消合意書によると、ウォン・ビンはJMライン側から今年3月に受け取った契約金5億ウォンを返済し、その代わりにJMラインは映画『素足の青春』の契約に関する一切に責任を負う条件だ。

 一方、ウォン・ビンは「『素足の青春』の出演契約については知らなかった」という主張を裏付けるため、JMラインの事実上の代表取締役を務めるチョン某氏が作成した事実確認書も公開した。

 チョン氏はこの事実確認書に「『素足の青春』の出演契約はウォン・ビンが知らない間に結ばれ、この事件に対する全責任は私が負う。ウォン・ビンが映画出演契約と何の関係もないことはフィルム・ムイ側も承知しており、この事実を証明するため、対話内容をテープに録音しておいた」と主張した。

 一方、チョン氏は契約解消の事実を確認する質問に対し、「ウォン・ビンの要求で契約を解消したが、これは文書上の解消に過ぎず、事実確認書を作成する条件で、ウォン・ビンが軍に入隊するまでJMラインの所属として活動することを約束した」と答えた。

 チョン氏は今回の契約について「契約の本質はウォン・ビンの出演ではなく、フィルム・ムイの投資契約で、ウォン・ビンの出演契約書はフィルム・ムイ側が『投資を受けられるよう契約書を作成してほしい』と要請してきたので、便宜上作成したもの」と釈明している。

 一方、フィルム・ムイ側は「映画出演契約をした際、ウォン・ビンは確かにJMラインに所属しており、契約書は法的に有効で、こちらとしてはウォン・ビンとJMラインに責任を問うほかない」と主張した。

 また「契約当時、ウォン・ビンの意向が反映されていないことをこちらが知っていたという主張は事実無根。もしウォン・ビンの意向を無視して所属事務所が契約を結んだのなら、それはウォン・ビンと所属事務所が決着すべき問題」とした。

『スポーツ朝鮮/芸能部』

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