【ソウル森の旅①】森ガイドと一緒に旅立つ秋の南山



 ソウル市が運営している「森の旅」に出かけてみよう。

 この秋、ソウル周辺の10カ所の森では、11月末まで隔週で日曜午前10時から12時まで2時間ずつ、専門知識をもつ森ガイドと共に楽しい森の散歩ができるプログラムが設けられている。毎回60人を定員に、電話やインターネット(san.seoul.go.kr)で予約を受け付けている。

▲南(ナム)山=鬱蒼とした松の木は損われたものの、柏木群落やケヤキ、ミヤマヤシャブシ、山桜、エゴノキなどが茂っている。スズメ、シジュウカラ、カササギなどの留鳥の巣も多い。

 南山の旅は1100種の植物を展示している植物園からスタートする。森を通り烽燧台、南山城郭を周る。愛国歌(韓国の国歌)に登場する南山の松林も見られる。



▲冠岳(クァンアク)山=渓谷と神秘な山勢をもつ山。イタチ、モグラ、リスなど小動物が生息している。特に森が鬱蒼としているため、鳥が40種余もあるという。

 森の旅は落星台(ナクソンデ)公園からスタートし、白樺の造林地、松群落、ヤマナラシ群落、モミの散歩道、プラタナスの森などを周る。



▲峨嵯(アチャ)山=散歩用の穏やかな登山路が整備されており、峨嵯山公園の入口には生態公園が造成されている。松やクヌギが代表的な樹種。

 山鳩、シジュウカラ、エナガ、カッコウ、雉などがあり、運がよければ天然記念物第323号のハイタカや第324号のホトトギスも観察できる。生態公園と峨嵯山城が主な探訪コース。

権祥銀(クォン・サンウン)記者
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