月・火曜日の夜に視聴率戦争が勃発!

 毎週月・火曜日の午後10時から始まるMBCテレビの『大長今』とSBSテレビの『王の女』が、火花飛び散る視聴率競争を展開している。

 両ドラマ共に時代劇演出の大物がプライドを賭けた大作だ。『大長今』の李丙勲(イ・ビョンフン/59)プロデューサーは『許浚』を、『王の女』の金在衡(キム・ジェヒョン/67)プロデューサーは『女人天下』をそれぞれヒットさせた。

 『大長今』と『王の女』は撮影過程からして異なる。『大長今』の宮女たちはシルクに天然染料を使ったパステルトーンで綺麗に染められた韓服を着て登場する。抑えた色感に、チョゴリのラインも丸めで単純だ。

 野外撮影のために議政府(ウィジョンブ)に建てられた1200坪の撮影場は、水剌間(スラカン)、尚宮や内人の処所など、普段時代劇では滅多に見られない生活空間を中心に構成されている。

 一方『王の女』に登場する妃嬪らは、専ら原色に金箔が輝くカメラ映りの良いチョゴリを着て登場する。SBSは「権力と愛憎が絡み合った宮廷時代劇の特性上、考証を多少無視しても最大限目立った衣装で見所を与えなければならない」と方針を明らかにした。

 金プロデューサーは「文化財が損なわれると文句をいう文化財庁を説得しながら、何とか宮廷で野外撮影を行っている」と語った。政府が時代劇の重要性と価値をまったく理解してくれないのが、金プロデューサーが長年抱き続けている不満だ。

 初盤の視聴率競争は『大長今』が圧勝した。視聴率調査機関の「TNSメディア」の調査によると『大長今』は初回に15.2%を記録、13日に放送された第9回は33.2%まで上昇した。

 一方の『王の女』は同時間帯に先にスタートした『大長今』の勢いに押され、初回の視聴率は11.9%に止まり、13日に放送された第3回も11.6%と低調だった。

 しかしSBSは、まだまだ余裕満々だ。昨年、最高のヒットを記録した『女人天下』も、初回視聴率は17.6%だったからだ。

金スヘ記者
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