ペ・ヨンジュン、映画デビュー作の大ヒットで人気株も急上昇

 俳優のペ・ヨンジュンが映画館街を“完全制圧”した。

 2日に公開された『スキャンダル/朝鮮男女相悦之詞』(李在容(イ・ジェヨン)監督、映画社 春制作)が公開11日目にして220万人の全国観客動員数を記録し、秋の映画館街にブームを巻き起こしている。

 配給会社の「CJエンターテインメント」によると『スキャンダル』は、公開2週目を迎えた11、12日の両日、ソウルで16万2134人の観客動員を記録し、週末の興行順位で2週連続1位を記録した。

 2日の公開後、11日間に動員した全国の観客数は219万4529人。同じ期間に記録した今年最高のヒット作品『殺人の追憶』の138万4000人よりも約81万人上回る数字だ。

 『スキャンダル』の大ヒットは、ペ・ヨンジュンの今後の出演料暴騰へとつながるのは必死だ。デビュー作でいきなり“場外ホームラン”を放ったペ・ヨンジュン獲得のために、忠武路(チュンムロ)では早くも気勢を揚げる制作者たちが増えている。

 「次回作でスクリーン俳優の最高記録を出すのでは」といった期待の声まで出ている。

 また、投資配給会社「CJエンターテインメント」の株価と関連し、ペ・ヨンジュンブームは、株式市場でも関心の的になっている。米国の大手投資銀行であるS社の報告書をはじめ、多くの株式研究の報告書で『スキャンダル』のヒットが言及されている。

 一方、制作会社の「映画社 春」は、観客の支持に応えるために2回の特別イベントを準備している。在韓外国人も観覧できるよう、ソウル市内のシネマコンプレックス1スクリーンを貸し切って、英語字幕による上映を行う予定だ。

 また、11月初めに特別注文製作された出演者たちの衣装展示会を行う予定だ。約300着の衣装が展示され、主演者たちの衣装や小道具の一部は、観客への感謝の意味を込めて展示会期間中にオークションに出品される。

スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者
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