韓国映画界の問題点解決のために30人の映画監督が団結した。
朴哲洙(パク・チョルス)、クァク・キョンテク、クァク・ジェヨン、朴鐘元(パク・ジョンウォン)、李鉉升(イ・ヒョンスン)、鄭智泳(チョン・ジヨン)など30人の監督らは、韓国映画の制作、配給方式の抜本を見直し、ジャンルの偏りをなくすための『新しい環境、新しい方式、新しい意識』を目標に掲げた「ニュー・シネマ・ネットワーク」(NCN)を結成したと、13日明らかにした。
NCN推進委員会は10人の監督が10本の映画(1本あたりの制作費6億~7億ウォン)を同時に企画、撮影し、フェスティバル形式で同時公開する計画だ。
韓国電子通信研究院、Daumコミュニケーション、イモシス、フリーコムなどの10社から、現在30億ウォンの制作費を得て、物品、人材、技術なども提供を受けることになる。
NCN推進委員会の最大目標は、映画資本からの独立だ。映画資本が大手企業から一般の投資者へと変化する中、ここ2~3年間に公開された韓国映画は、二流コメディを作り出して大ヒットを狙うといったスタイルが続いている。
俳優一人にメーキャップや衣装などが10人近くも担当する構造のため、30人いれば十分な撮影現場に3~4倍も多い人間が存在することも制作費を増やす要因として指摘されている。
NCNの参加監督らは、14日午後12時から、ソウル市・寿松(スソン)洞のピョンドナムギャラリーでプロジェクト説明会を開き、第1次として10本の作品とその監督を発表する予定だ。
この作品は来年5月に延世(ヨンセ)大学100周年記念館などの会場で公開される。