映画『スキャンダル/朝鮮男女相悦之詞』が韓国映画界を揺るがした。
今月2日に封切られた『スキャンダル~』が一大旋風を巻き起こし、新記録4冠王(公開後最初の週末の観客動員数、最高スクリーン数、週末前売り最高記録、前売り占有率過去最高)に輝いた。
「映画社 春」の発表によると、5日までの観客動員数は全国で約110万人(金土日は全国90万人)で、これは今年6月の『薔花、紅蓮』の記録(金土日3日間で73万8000人)を塗り替える数字だ。
また、全国260館(ソウル74館)で公開された『スキャンダル~』は、観客の爆発的な反響を背景に、3日には全国270館(ソウル77館)で拡大上映された。これも拡大公開が話題を呼んだ『極道の妻2-帰って来た伝説』(全国240館)を上回る史上最高の規模。
こうした興業記録の更新は公開前から予想されていた。チケット販売サイト「マックス・ムービー」では1日の前売り率が84.44%を記録、韓国映画史上最高となり、週末の前売りも約10万枚と、『薔花、紅蓮』の5万4000枚をはるかに上回った。
配給元CJエンターテインメントの関係者は「上映を望む映画館の問い合わせが殺到しており、スクリーン数は今後も増え続ける見通しだ。今年の韓国映画最高のヒット作『殺人の追憶』の記録を破るかどうかが注目される」と語った。