600年班家の伝統を体験「聾厳宗宅」



 慶尚(キョンサン)南道・安東(アンドン)市・陶山(ドサン)面にある聾厳(ノンアム)李賢輔(イ・ヒョンボ)先生(1467~1555年、崇政大夫)の宗宅は、清涼(チョンリャン)山が終わり、乾芝(コンジ)山が始まるふもと、洛東(ナクトン)江の流れが一目で見渡せる絶景の中に隠れている。

 このような奥地に、数百年の歴史を持つ班家(バンガ/朝鮮時代の貴族階級の両班(ヤンバン)の家)の伝統が建ち並んでいる。

 肯構堂(クングダン)、聾厳祠堂など地方文化財を始め、最近復元した母屋と舎廊(サラン/主の居間がある棟)など、慶福(キョンボク)宮を修造、復元した棟梁により現代に蘇った。

 聾厳宗宅が一般に公開されたのは今年に入ってから。韓屋研究者など知り合いを中心に運営してきたため、宿泊費も決まっていない。

 宗孫の李ソンウォン博士が、記者らに「幾らくらい貰ったら良いのでしょう」と真面目に聞いた後、夫婦が何日も悩んだ末に決めた一人当りの宿泊費は2万5000ウォン(朝食付き)だった。

問い合わせ:(054)843-1202

スポーツ朝鮮=金ヒョンウ記者
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