【西海の秋の味覚③】国内最大の塩辛市場「江景・チョッカル」



 野原が黄金に染まり、畑の唐辛子が真っ赤に熟れていく秋。忠清(チュンチョン)南道・江景(カンギョン)はにわかに活気付き始める。

 キムジャン(冬の前に、一冬食べる分のキムチをまとめて漬けてこと)のチョッカル(塩辛)を購入するため、全国から観光バスに乗って集まる主婦たちで、江景港のチョッカル通りは賑やかな市場に早変わりする。

 江景は全国チョッカル流通量の70%を占める最大チョッカル市場。


 エビの塩辛、イシモチの塩辛、カタクチイワシの塩辛、カタクチイワシのエキスなどは木ムジャン用、明太子の塩辛、スケトウダラの内臓の塩辛、イカの塩辛などはおかず用として人気が高い。

 新鮮な塩辛にゴマ油を1滴垂らして、出来立てのご飯に乗せて食べるのが“通”のお勧め。

 6月に捕ったエビの塩辛(ユクチョッ)は、色も綺麗で肉も多いためすぐ売り切れる。7月に捕ったエビの塩辛(チュジョッ)は翌年の秋まで食べることができ、古くなった塩辛はキムジャン用に活用することもできる。

また、10月17日から21日まで、江景邑・江景浦口、チョッカル市場など江景一帯で「チョッカル祭り」が開かれる。

スポーツ朝鮮/金ヒョンウ記者
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