【西海の秋の味覚①】海のマツタケ「舒川・箭魚」

 秋の味覚と言えば陸地ではマツタケだが、海では断然「箭魚(チョンオ/コノシロ)」が挙げられる。

 箭魚は釜山(プサン)から光陽(クァンヤン)を経て西海まで、韓半島の南西海岸全域で捕れる。秋の箭魚を有名にしたのは、「ゴマのように芳ばしい」その味だ。

 南海で冬を越し、4~6月に西海に沿って北上する箭魚が産卵(4~5月)を終え、再び肉に弾力が付くのが初秋のころ。

 この時期に捕れる箭魚は、肉に十分油が乗っているため、骨ごと薄く刺し身にして、チョコチュジャン(酢を加えた唐辛子のソース)に付けて食べたり、焼いて食べても美味しい。

 舒川(ソチョン)の伝統酒の肴にすれば、一皿があっという間に消えてしまう。

また、代表的な地方グルメ祝祭の「箭魚祭り」が、忠清(チュンチョン)南道・舒川郡の洪原(ホンウォン)港で9月27日から10月10日まで開かれる。

スポーツ朝鮮/金ヒョンウ記者
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