韓米のアクション映画がDVDで激突

 韓国型アクションとハリウッドアクションがDVD市場で激突する。74億ウォンの制作費が投じられた大作『チューブ』は、「韓国でもこんなハリウッドスタイルのアクション映画を作ることが可能」ということを誇示する作品。

 地下鉄という限定された空間で展開されるテロリスト(朴尚民(パク・サンミン)扮す)と末端の刑事(金錫勲(キム・ソクフン)扮す)の対決が見所の『チューブ』は、多くの面で5年前の映画『シュリ』を連想させる。

 韓国型ブロックバスターの新境地を開いたと評価された『シュリ』は、アクション演出やミニアチュアを利用した特殊撮影シーンを惜しむ声も聞かれたが、『シュリ』の助監督を務めたペク・ウンハク監督の『チューブ』は、アクションでは今までに制作された国内映画中でも最高レベルを誇る。

 今年初めに舞台が地下鉄という理由のため、大邱(テグ)地下鉄放火事件の影響で公開が延期されたが、各劇場で一定水準以上のヒットを記録し、カンヌ国際映画祭フィルム・マーケットでは、世界各国の映画会社と250万ドルに上る契約が結ばれた。

 劇場版では爆弾の作動原理や二人の主人公の過去に対する説明に多少物足りなさを感じた人は、DVDで約40分の削除シーンを通じて再び楽しむことができる。


 『ブラック・ダイヤモンド』はジェット・リーが主演したハリウッドアクション大作。『スピード』、『リーサル・ウェポン4』などの作品で撮影監督を務め、華麗なカメラワークを披露したアンジェイ・バートコウィアク監督の技が際立っている。

 オートバイギャングのトニー・フェイト(DMX扮す)は、ある日ダイヤモンドを盗んでから正体不明のテロリスト集団の攻撃を受ける。後に自分たちの盗んだダイヤモンドが核兵器製造の原料だということを知る。

 ジェット・リーは『ロミオ・マスト・ダイ』に続いてアンジェイ・バートコウィアク監督作品2度目の出演で、華麗なアクションを披露している。

スポーツ朝鮮/ソン・ウォンソプ記者
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