『塩人形』でカムバックする韓石圭 出演料はダウン

 俳優の韓石圭(ハン・ソッキュ)の出演料が大幅にダウンしたことが分かり、話題となっている。

 映画『塩人形』(李スンアン監督、ヒム・ピクチャーズ制作)でカムバックを控えている韓石圭は最近、投資・配給会社が確定したことを受け、制作会社側と出演料の交渉を終わらせた。金額は約4億ウォンで合意したという。

 公式発表はなかったが、今年1月に公開された『二重スパイ』で韓石圭の出演料は約5億ウォンだったとされている。前作に比べ約1億ウォンのダウンとなった。

 今まで出演料をめぐる交渉の凍結などは多々あったが、俳優自らが出演料を下げたのはほぼ前例にない。韓石圭は不景気に喘ぐ忠武路(チュンムロ/韓国映画の中心地)の劣悪な投資環境を考慮し、この困難を共に分かち合う意味で今回の勇断を下したという。

 CJエンターテイメントが40億ウォンの制作費全額を投資して配給することが最近決まった『塩人形』は、「妻を拉致されて追われる身となった男と彼を追う者との対決」を描いたアクションスリラー。韓石圭の演じた役は、追われる主人公の男、金ソンウだ。

 勝率90%以上を誇る離婚専門の弁護士で、優しさと知性を兼ね備えたクールな面持ちの都会的な男性だ。自分の過ちで幼い息子を失ったという罪悪感に苦しむ妻と再び幸せな家庭を築こうとする。そうしたある日、妻が拉致され、混乱と衝撃に包まれたまま追われる身となって緊迫した状況に直面する。

 韓石圭は「緊張感と好奇心を増幅させて展開されるストーリーに惹かれた。アクションスリラーが与える楽しさをすべて兼ね備えたシナリオ」と語った。『塩人形』は10月初めにクランクインする。韓石圭はアクションシーンに備えて体力強化に取り組んでいる。

スポーツ朝鮮/チョン・サンヒ記者
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