じっくり味わいたい色とりどりの韓定食『談笑苑』

 ソウル・清潭(チョンダム)洞にある『談笑苑(ダムソウォン)』は、韓国の伝統料理を一皿一皿味わいながら食べられる韓定食の店。

 『談笑苑』で作られる料理の殆どを味見できるディナー定食(6万ウォン)がお薦め。費用が気になる人はそれぞれの一品料理をオーダーすることもできる。

 定食をオーダーすると前菜として出される九折板(クジョルパン)は、韓国の代表的な宮廷料理のひとつ。

 9つに仕切られた八角形の器に、ごく細かく切って味つけされた牛肉、様々な味付けの野菜、錦糸卵等、海の幸、山の幸の8種類の具を彩りよく盛り合わせ、器の中央には、小麦粉と卵で作った白い薄皮ミルジョンビョン(韓国風クレープ)を盛り付ける。

見た目も鮮やかなこの料理を酢と醤油で食べる楽しみは言葉では言い表せない。

 夏の特別メニューとしては、ドンチミククス(薄い塩水に漬けた大根を輪切りにしたキムチのスープに麺をいれたもの/5000ウォン)とコングクス(豆スープの冷たい麺/8000ウォン)が人気だ。



 デザートには薬菓(ヤククァ/小麦粉にごま油、生姜汁、蜂蜜などを混ぜ合わせ練って造った伝統揚げ菓子)、ゴールドキウイ、葡萄、水正果(スジョングァ/煎じた生姜汁に蜂蜜を入れ干し柿や松の実を浸した飲み物)などが出される。

 シンプルなランチメニューには、「談笑苑C定食(1万8000ウォン)」が値段に比べて満足度が高い。基本食事コース、お粥、サラダ類、雑菜(ジャプチェ/韓国春雨と野菜の炒めもの)、各種類のジョン(いろんな具を卵と小麦粉で揚げたもの)、デザートなど。「談笑苑A定食(3万ウォン)」や「B定食(2万5000ウォン)」もある。

アクセス:鶴(ハク)洞交差路と清潭洞の中間にあるM.netケーブルテレビ局の裏営業時間:午後12時~3時、午後6時~10時問い合わせ:(02)511-0767

週間朝鮮/ソ・イルホ記者
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