バカンス客で賑わう海水浴場から少し目を逸らせば、京畿(キョンギ)道・西海岸の静かな島や海がが見えるだろう。
首都圏から1~2時間程度の距離にある華城(ファソン)・済扶(チェプ)港から、15~20人乗りの中型の海釣り船が毎日就航している。今の時期は、ムツゴロウや各種の魚が旬。
ドジョウとミミズを針に付けた釣り糸を垂らし、海の底の岩に触れるように降ろして、軽く引っ張り上げるパターンを繰り返すのが海釣りのコツ。ウメイロやヒラメなどが嬉しいほどよく捕れる。
一人当り5万ウォンもする乗船料は、釣り上げた活魚を船の上で刺身にして食べる新鮮な味を考えるとそう高いとは思えない。帰りに近くの干潟に寄りたいなら、満ち潮の時間や天気を調べなくてはならない。必ず電話での確認が必要だ。
済扶港の南の方にある立波(イッパ)島と菊花(クックファ)島を廻る海釣り船に乗って帰ると、海の水を直接引いてきて沸かした海水湯(ヘスタン)に寄ることができる。
ミネラルの豊富に入った海水浴は、体の中の老廃物を取り除き、血液循環を助け、糖尿、神経痛、関節痛、婦人病などに効果があると知られている。
また、済扶島の済扶港は、一日2回ずつ引き潮の時、海水が両側に分かれ海底が現れる。満潮になるまでの6時間の間、海道ができる別名「モーゼの奇跡」で有名な場所。
西海岸の唯一の遊覧船マリーン21号(35トン88人乗り)が、毎日午後1時30分と4時の2回ずつ出航している。
問い合わせ:(031)357-2288