30日午後9時からスタートするEBSテレビの 『文化、文化人』(権五昇(クォン・オスン)演出)の司会を務める宋承桓(ソン・スンファン/46)。
自然体で温かいイメージの俳優として、また『NANTA』という大ヒット作の制作者としても知られているが、司会者としてもそう馴染みが薄いわけではない。
「元々、私は俳優ではなく司会者としてデビューしました。1965年だったかな、小学校3年生の時にラジオの子供トークショー番組の司会を務めました。その後、『若さの行進』などの番組で視聴者から多くの支持を頂きました。しかし、テレビの文化番組の司会は初めてなので、私も期待が大きいです」
『文化、文化人』は文化・芸術界で活発な活動をするさまざまなゲストを招き、彼らの作品世界や芸術人生を紹介することで、文化芸術全般についての情報を伝えるという意図で企画された。
30日の第一回目は“韓国前衛舞踊の歴史”と呼ばれる洪信子(ホン・シンジャ)にスポットライトを当てる。また、小説家の李潤基(イ・ユンギ)、詩人の高銀(コ・ウン)、設置美術家の姜益中(カン・イクジュン)、グラフィックデザイナーの安尚秀(アン・サンス)など、多彩な顔ぶれの文化人が出演する予定だ。
「直接、芸術家たちの現場に訪ねて対談をするので、遥かに新鮮なはずです。洪信子さんは舞踊団がある京畿(キョンギ)道・安城(アンソン)の竹山(チュクサン)尾根で収録をしました。デザイナーの李英姫(イ・ヨンヒ)さんが次の登場人物なんですが、このインタビューの後、清潭(チョンダム)洞のショップに向かうことにしているんです」
俳優と司会者、また制作者として、さまざまな顔を持つこの40代中盤の男は、どのジャンルに自分の重点を置いているのだろうか。
「昔から何しろさまざまな仕事を同時にこなしてきたので、特別一つのジャンルに私を規定したくはない」という答えが返ってきた。
また「演劇制作は比較的最近に始めたことだが、元々やりたかったことなのでそれほど“邪道”ではないと思う」としながら、「宿願だった『NANTA』のニューヨーク・ブロードウェー公演が9月25日から始まることが決定した」と自慢話も忘れなかった。
“永遠の青年”のイメージを持ったこのマルチプレーヤーに「どんな時に自分の年齢を感じるのか」と尋ねてみた。しばらく考えていた彼は、「この前、ドラマで共演した後輩タレントのクォン・ミンジュンに『うちの父は結婚が早かった。確か先輩と同じ年』と言われて驚いたことがあった」とし、「ただ先輩だと思っていたのに、実は父親と同じ年という話を聞いた瞬間、唖然としてしまった」と語った。