ヒップホップアーティストの「MCスナイパー」が、日本のトップミュージシャンを動かした。
MCスナイパーは最近、日本のトップミュージシャン、坂本龍一から7年ぶりに発表する自身のニューアルバムへの参加オファーを受けた。
坂本龍一は1987年に映画『ラストエンペラー』の音楽監督を務め、アカデミー音楽賞とゴールデングローブ賞を受賞した世界的なミュージシャン。
これまでにデヴィッド・ボウイ、カエターノ・ヴェローゾなどとのコラボレーションを通じて多様な音楽ジャンルを披露してきた坂本龍一が、久しぶりにリリースするニューアルバムのパートナーに選んだのは韓国のMCスナイパー。
今年6月に2ndアルバムをリリースしたMCスナイパーが、アルバム収録曲『Baby Don‘t Cry』で坂本龍一の『The Sheltering Sky』という曲の一部をサンプリングする際に、原作者の坂本本人に音楽の使用許可を得るために接触したことがきっかけとなった。
坂本龍一はMCスナイパーの音楽に関心を示し、サンプリング許可を快諾したのみならず、自身のアルバムに参加するよう依頼した。
また、坂本龍一は自身が所属するワーナーミュージックジャパンに、MCスナイパーの2ndアルバムリリースを積極的に推薦した。
2ndアルバムの活動を終え、新曲の構想に入ったMCスナイパーは「世界的なミュージシャンと作業するだけに、韓国ヒップホップのクオリティの高さを証明してみせる」と覚悟を語った。