今月29日に公開される映画『南男北女』の制作会社「アジアライン」が、映画コンセプトに合わせて多彩な南北交流行事を準備している。
中でも特に力を入れて推進しているイベントは、北朝鮮選手団を招いての特別試写会。紆余曲折の末、大邱(テグ)ユニバーシアード夏季大会に参加するため20日に韓国入りした北朝鮮選手団のための場だ。
アジアライン側は霧散の危機に瀕していた北朝鮮代表団の大会参加が19日確定されると、即時このような計画を実行に移せるよう、細部計画をまとめた。
大会組織委員会などを通じて、映画の公開日である29日以前に試写会を行えるよう、試写会の招待意思を北朝鮮選手団に伝える予定だ。
制作会社側は理念を乗り越えた若い男女の美しいラブストーリーをコミックに描いた今回の作品が、文化、スポーツなど非政治分野の交流を通じた南北和解という大義名分にも符合するという考えだ。
今回の特別試写会が開催される場合、制作会社はもちろん、映画界全体にとっても意味深い思い出を残すことになる。
試写会の開催時は映画で主人公を演じたチョ・インソンや金サラン、ホ・ヨンランらが舞台に上がり、北朝鮮選手団にあいさつをすると見られる。
『スポーツ朝鮮/チョン・ヒョンソク』